私的ゲーム論:TRPGシステム紹介

こんにちは

今回はTRPGシステムの話をしようと思います。私は前から「何でもかんでも同じシステムでやる」一部のスタイルについて、それぞれ特化したシステムがあるんだからそれで遊べばいいじゃんと思っています。(反論はあると思うし、わざわざそれを否定する気はありません。ですがそういったスタイルは事前に示し合わせていないと、高確率で卓のミスマッチを引き起こす原因になると思います。)

これは逆にそれ以外のシステムを”そもそも知らない”から起こるのではないかと思うので、自分が知ってる限りでシステムを紹介しようと思います。

 

ホラー枠

・CoC(クトゥルフの呼び声)

言わずと知れたシステム。ホラー要素を取り入れること自体は多くのシステムで行われることですが、後述のインセインと同じく、これらは「PCが弱い」ゲームです。怪異の脅威に怯える弱い人間たちを演出するのに向いています。

・インセイン

サイコロフィクションという基幹システムを採用したシステム。判定が楽。シノビガミなどと同じく、秘密(裏ハンドアウト)を採用しており、人間のサイコな面を演出することに長けています。ハンドアウトを事前に作るのは若干手間がかかりますが、キーパリング自体はCoCより楽に感じます(個人の感想)。

 

現代異能力バトル枠

ダブルクロス

現代異能力枠の中では多分一番人口が多い。能力者になって悪い能力者と戦ったりします。力を使いすぎると力に飲み込まれて自我を失ったりできます。10面体ジャラジャラできます。

・コードレイヤード

英雄のパワーを宿した武器で戦います。歴史や神話好きに向いているかもしれない。クー・フーリンのコードを宿した槍とかできます。

マギカロギア

これは現代で魔法使いになれるやつ。怪物や悪い魔法使いと戦ってマグルが災厄に巻き込まれるのを防ぎます。これはサイコロフィクション。戦闘は面白いけど1vs1が基本かつクラスで戦闘能力が偏るので全員に平等に見せ場が作れるとは限らない。戦闘職が連戦して他のメンバーが全力で介護する方が強い。

シノビガミ

これは忍者になって妖魔を倒したり敵の忍者を始末する。ゲームバランスがよくできていると思いますが、コンボ色が強く初めて参加する際は対立型・特殊型は避けた方が無難。それだけビルドが奥深いということでもあります。

 

異世界ファンタジー

ソードワールド

アリアンロッド

どちらも異世界ファンタジー枠の王道。異世界冒険者になって冒険します。私は変なシステムばっかりやってるせいでほとんどやったことありません。

・ドラクルージュ

常夜の世界の不死身の吸血鬼騎士になって戦います(??)私が初めて遊んだシステムです。口づけでエネミーにダメージが入ったり、エキストラを壁の華にするとかパワーワードが目白押しの独特なシステム。面白いです。

サタスペ

第二次世界大戦後に日本が列強に支配された世界線のオオサカでヤクザするシステム。メチャクチャできて面白いんですけど、PCがあまりにもあっけなく死ぬ。GMがどれだけ気を配っても勝手にファンブルこいて勝手に死ぬから救えない。他のファンタジー系作品やってると忘れがちだが、人は銃で撃たれると死ぬし、金がないと野垂れ死ぬ。

 

近未来枠

トーキョーN◎VA

サイバーパンク世界線のトーキョーで事件を解決したりする。神業(アルシャードの加護)という絶対の切り札を用いてカッコよくドラマを演出するシステム。カッコいいRPをしたい人におすすめ。

・メタリックガーディアン

スパロボできる。ガンダムエヴァマジンガーも動く棺桶も作れる。戦闘は予想以上にスパロボです。

ガンドッグ

特殊部隊の隊員になったりPMCの社員になってテロリストと戦います。銃撃戦なら任せろ!銃に関するルールがこれでもかと詰め込まれている。西部劇もできる。

珍しく年齢体格が自由に決められるのにそれに応じてステータスが変動するシステム。ゆえに一番汎用性が高く強いとされる35歳身長190cmが大量発生する。

 

 

今回は現在商業ルートに乗っている書籍だけ紹介しました。絶版本や同人システムはまた別の機会に書けたらと思います。