プレイ感想/プロ野球スピリッツ2019

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今回は『プロ野球スピリッツ2019』の感想です。
長寿シリーズですが、自分はシリーズ初なので過去作との比較などは出来ません。そのため新規プレイヤー目線での評価になります。

 

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GOOD POINT

実在選手の顔やバッティングフォームがよく再現できていて観察しているだけで面白いT-岡田(オリックス)、畠山(ヤクルト)、ブラッシュ(楽天)などはフォームが特徴的で面白いし、作成したオリジナル選手に有名選手のフォームを真似させることもできる。

 

里崎智也氏や赤星憲広氏など実在解説陣が試合を盛り上げてくれるところ。例えば、二直ライナーでアウトになった次の打席に入ったときには「さっきはアウトになりましたけどバットにはしっかり当たっていましたからね。次は期待できると思いますよ!」とその場に応じたコメントをしてくれる。

(三振だと「ちょっとタイミングが合ってない感じしますよね」とか言われる)

 

・甲子園モード(育成)が面白いところ。高校球児として甲子園優勝を目指し、練習コマンドを駆使しながら能力を鍛えて試合に勝つことが目的なのだが、試合と育成のメリハリがついていてテンポよくできるし、能力が上がっていくのは楽しい。元々自分がときメモ好きなのもあって、システムが似ているこのモードが一番好き。

 

ペナントレースで実在球団を率いて戦えるところ。継投やスクイズ、代打なども自分で指示することができ、まるで贔屓球団の監督になったようにプレイできる。現実だとありえない移籍をしたりするので、自分の場合横浜の二塁を堂上(中日)に守らせてた。強奪しまくってオールスター軍団を組むこともできる。

 

BAD POINT

育成全般において運要素が大きすぎる。一年モードで登場するNPCと交流すると能力が上がったり、スキルを覚えたりするのだが、そもそも登場するかどうかがランダム。当然登場してくれるライバルが少ないとそれだけ育成が不利になる。ランダムではなく、「練習試合でホームランを打つ」「パワーがⅮ以上になる」など努力次第で達成できるフラグで登場してほしい。

 

取得が極めて困難なトロフィーが存在すること。プレイ難易度が高い、という意味ではなく運任せの項目。詳細説明は省くが、0.5%程度の発生率のイベントを踏まないと取れないトロフィーがあり、しかもなぜか直前セーブができない仕様。何のためにこのトロフィーを作ったのか。

 

ペナントレースモードで決めることが多すぎる。詳細まで凝っているのは基本いいことだが、凝りすぎて煩雑になっているように感じる。ドラフト候補の調査くらい勝手に進めておいてほしいし、資金繰りもやらされるのは仕事が多すぎる。「それ監督の仕事か?」と思う部分も多いのでもうちょいシンプルにしても良かったのでは。

 

・守備の送球はホームベース視点か外野視点かで入力方向が逆向きになるのだが、試合で求められるのは外野視点が多いのに守備練習ではホームベース視点しか用意されていない。なぜ?

 

ペナントレースモードのアイテム使用UIが最悪レベル。なぜ複数個一気に使えないんだ。ロード画面挟んでちまちま使うのアホくさすぎるぞ。

 

総括

総合的には面白かったが、極端に運に偏っていたり不親切が目立つ。ユーザーが快適にプレイできることを大切に考えてほしい。